マイクロソフトの創業者として、長者番付ランキングで超大富豪として、そして事前化としても知られるビル・ゲイツ。
恐らく、ビジネスに興味がない人でも一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
Netflixでビル・ゲイツを特集したドキュメンタリーが配信されていましたので視聴しました。
その名も天才の頭の中ビル・ゲイツを解読する。
視聴した感想と、どのような内容となっているのかを書いています。
天才の頭の中ビル・ゲイツを解読するが気になっている人はぜひ参考にしてみてください。
このドキュメンタリーを観ると、心の中に火がつくことでしょう。
この記事の内容
天才の頭の中は3部構成
天才の頭の中ビル・ゲイツを解読するは3部構成となっています。
パート1~3と分けられています。
パートで話がつながっているストーリーではなく、パートごとでビル・ゲイツが取り組んできた事業が解説されています。
- パート1:インドの汚染を改善
- パート2:ポリオ撲滅
- パート3:エネルギー問題
それぞれ、ビル・ゲイツがどのように取り組んでいったのか。
ところどころビル・ゲイツの個人的なエピソードが聞けたりと興味深い内容。
予告動画
パート1「インドの汚染」

インドの汚染問題を解決するための事業に取り組むがテーマとなっているパート1。
パート1ということもあり、前半はビル・ゲイツの人物紹介がメインです。
人物紹介と言っても、つまらない紹介ではなくて、ビル・ゲイツ本人への質問や周りの人から見たビル・ゲイツの印象などが語られています。
下痢で死亡
ビル・ゲイツが驚いたのは、下痢で死亡する子供がいること。
これまでで、下痢で死亡する子供と出会ったことがないというビル・ゲイツ。
年間何万人もの子供が下痢によって命を落としていることを知ったビル・ゲイツは早速問題解決へ踏み切る。
下痢で命を落とす原因は赤痢菌。
特に、インドで赤痢菌の感染者が大勢いますが、その主な原因は2つ。
トイレと下水整備です。
インドのトイレ事情
公衆衛生に問題があるインド。
人口密度はアメリカの10倍にもなるインドは、トイレと下水施設が整っていないために、どんどん赤痢菌の感染者が増えていくのです。
公衆衛生問題を解決しなければ赤痢菌の感染は防げません。
ビル・ゲイツは考える
ビル・ゲイツはインドでの公衆衛生問題を解決するためにはどうしたら良いのか、ずっと考えています。
- 排水管をなくすか?
- 排泄物をエネルギー源にできないか?
- 貧しく人口密度が多い国で使えるのか?
どんどんホワイトボードへと書き出すビル・ゲイツの姿が映されます。
パート1はビル・ゲイツの全体像が見える
画期的なアイデアで解決していくビル・ゲイツの姿に胸が熱くなるパート1です。
パート1では、ビル・ゲイツがどのような人物なのか全体像が見えます。
ビル・ゲイツがどんな人なのか、何を思ってい事業に取り組んでいるのか、その片鱗が垣間見れるパート1。
一体、どんな方法でインドの公衆衛生の改善に取り組んだのか。
その目で実際に確かめてみてください。
パート2「ポリオ撲滅」
パート2ではポリオ撲滅に取り組むビル・ゲイツの姿に迫っています。
ちなみにポリオとは以下の病気です。
ポリオ(Acute poliomyelitis、急性灰白髄炎)とは、ポリオウイルスの中枢神経感染により生ずる四肢の急性弛緩性麻痺(acute flaccid paralysis:AFP) を典型的な症状とする疾患であり、かつては小児に多発したところから小児麻痺ともよばれていた。
引用:感染症情報センター
先進国ではポリオは殆どありませんが、貧困国では未だに当たり前のように感染する人が増えています。
ビル・ゲイツ曰く「家族にとっては悲劇だ」というほどの病気です。
プログラミングを始めたきっかけ

ビル・ゲイツがプログラミングを始めたきっかけをはじめ、プログラミングに出会ってから変わった日常について語っています。
共同創業者のポールとの出会いもパート2で語られています。
プログラミングを始めていたため、在学している高校の校長先生から呼ばれて”時間割作成”を頼まれたとのこと。
ビル・ゲイツはポールと協力して時間割作成の問題に取り組んでいきます。
バフェットのお金
ポリオ撲滅をするため、ビル&メリンダ・ゲイツ財団で事業に取り組みますが、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は世界一の投資家と名高いウォーレンバフェットからの資金提供も受けています。
ウォーレンバフェットからの資金提供を受けていることもあり、事業の一つ一つの責任が更に増しているとのこと。
頭の中に巨大なエクセル
パート2で知れたビル・ゲイツの頭の中身。
それは頭のなかに巨大なエクセルがあること。
複雑な情報でも頭のエクセルできれいに整理していくことで、誰も思いつかなかったようなアイデアが閃いているとのこと。
時間割作成の経験と、ポリオ撲滅運動を連動させて描写することで少しずつビル・ゲイツの”異常さ”がますます分かってくる内容。
ポールとの別れ
共同創業者のポールとは少しずつすれ違っていき、最終的には別れてしまうまでの話が語られています。
また、ポールはビル・ゲイツと離れた後でがんになっていることを発表。
その時の心境などを詳しくは語っていませんでしたが、周りの人の言葉でビル・ゲイツの心中が伺えます。
パート3「エネルギー問題」

経済が発展し、世界が発展していますが地球には大きな問題がありました。
地球温暖化。
地球温暖化の主な原因は燃料を燃やした時に排出される二酸化炭素。
ビル・ゲイツは、このエネルギー問題に着目して改善するための事業に取り組みます。
ちなみに、エネルギー源の化石燃料の問題は二酸化炭素だけではありません。
原子炉が問題
核兵器には使わない劣化ウランをエネルギー源にすることを提案。
通常の原子炉からは濃縮ウランが排出されて10%しかエネルギーとして使えず、90%は核保管庫で丁重に保管しなければいけません。
しかし、毎年70万トン分の濃縮ウランのゴミが積み上がっているとのこと。
独占禁止法と言われる
マイクロソフトがブラウザをはじめ市場のシェア率を保有していたために独占禁止法と言われ起訴されることに。
このことに関してビル・ゲイツは当時の自分に対して「君は単純に考えすぎている。考えが甘い」と言葉を送るそう。
元々、楽観的すぎる部分があると自己分析するビル・ゲイツ。
事実を淡々と処理していても全てはビル・ゲイツの不利になっていく状況を振り返っています。
ビル・ゲイツは解読できない
本作品「天才の頭の中ビル・ゲイツを解読する」を視聴しましたが、ビル・ゲイツの頭の中を解読することはできませんでした。
だけども、世界一のソフトウェア会社マイクロソフトを立ち上げ、世界に大きな革新をもたらしてきた人物であるビル・ゲイツがどのような人物であり、何を考えて事業に取り組んでいるのか。
その0.1%が本作品を視聴する前よりは理解が深まった気がします。
慈善事業をおこなっているのも、偽善者とかそういったレベルの話ではありませんでした。
ビル・ゲイツはテクノロジーで世界の全てを救えると本気で考えているのです。
ビル・ゲイツにも時間の制限があり、寿命が少しずつ迫ってきており、”タイムリミット”を本人も意識していると、作品中で語られていました。
彼が、残りの限られた時間でどのような革新を起こしていくのか、とても気になります。
超カオスなビル・ゲイツの生態に迫れる素敵な作品「天才の頭の中ビル・ゲイツを解読する」はNetflix限定コンテンツです。
Netflixは最初の30日間は無料で利用できるので、手始めに本作品を観るのも面白いかもしれませんね。